看護師は、多くの医療機関から人材不足により引く手あまたの状態のため、転職しやすくなっています。しかし、実は各年代によって採用先が求めているものが異なるため、アピールポイントも異なります。年齢にあったアピールの仕方をすれば、転職が成功する確率は格段によくなるでしょう。
たとえば20代で転職する場合は、体力的に無理がききやすいため、多くの医療機関からオファーがあり、大変転職しやすい状況です。しかし、就職後すぐに辞めてしまったなど、前職の就労期間が3年未満の方は、看護師としての経験が浅く、「採用してもまたすぐに辞めるのではないか」と判断されて内定率が低下してしまいます。20代が転職する際は、フレッシュさやどれだけ転職先の医療機関で働きたいかを面接官にアピールすることをおすすめします。
30代は、結婚や育児などのライフスタイルの変化が起こりやすい時期です。ライフスタイルの変化を見据えた職場探しが重要になってきます。出産を期に仕事から遠ざかっていた場合は、それほどブランクを気にする必要はなく、求人数も多くあります。面接の際は、働き方が変わっても長く続けたいという気持ちをアピールするとよいでしょう。
40代は、知識やスキル、実績が豊富な年代です。30代ほど求人はありませんが、少ないわけではありません。経験豊富な人材を求めている医療機関は多く、キャリアアップも十分見込めます。面接の際は、年下から指導を受けることも想定されるため、どのような環境でも働けるということをアピールするとよいでしょう。